仕事の詳細
ゲームライターとは、ゲームの紹介記事や批評、攻略本の執筆をする職業。ゲームファンとゲーム製作者を文章でつなぐ、大切な存在だ。その他、ゲームの専門家として、ゲーム製作にアドバイザーとして加わることや、培った文章力を生かしてゲームのノベライズを担当することもある。
発売前のゲームがプレイできるほか、イベントやショーの取材のために、一般客が入れない場所に足を踏み入れたり、普通は会えないゲームクリエイターの方々へインタビューなどで会えたりする機会がある。
ゲームに関する幅広い知識や興味のほか、文章力や分析力、企画力などが求められる。スピードの速い業界のため、素早く原稿を書く、日々新しい情報を収集するといったスピード感もゲームライターには欠かすことのできない能力だ。また、漫画が描ける、中国語や韓国語、英語などの語学に堪能といった強みを持っていると重宝されることが多い。
ゲームライターとして活躍する場は、出版社や広告会社、WEB制作会社など幅広い。またフリーライターとして活動する選択肢もある。
また業務内容は全く違うが、ゲームのシナリオやスクリプトを執筆する人もゲームライターと呼ばれている。
キャリアステップと年収イメージ
1~2年目:アシスタント
先輩や上司のアシスタントをしながら、外部との連絡のやり取りや、書類作成、テープ起こし、簡単なニュース記事の作成などの現場業務を通して、本が出版されるまでの流れやゲーム業界について学ぶ。普段は入れない場所や会えない人と出会えるため、業界人になったことを肌で感じられるだろう。
年収イメージ : 300万円~500万円前後
3~5年目:ゲームライター
ある程度仕事に慣れてきて、ある程度は記事を任せてもらえるようになる。企画の提案を出して、通れば特集記事を書かせてもらえることも。
取材にも慣れてきて、どこに行っても、誰に会っても緊張することは少なくなる。執筆業務にも慣れて、スピードアップしてくるころだ。
年収イメージ : 400万円~600万円前後
6~10年目:ゲームライター
それまでの実績や知識が認められ、特集記事の担当を任されたり、大物ゲームクリエイターへの取材を任されたりするようになる。
また、新人の採用や後輩の育成にも関わり始める。単行本の執筆を任されることもあり、ゲームライターとして認められるようになってくる。
年収イメージ : 500万円~800万円前後
11年目以降:フリーゲームライター or 編集長
深い知識や経験、そして人を育ててきた経験が認められ、編集長として媒体を任される人も出てくる。また、ゲームライターとして培ってきた知名度を生かし、フリーランスのライターとして自分の連載コーナーなどを持って活躍する人もいる。
年収イメージ : 700万円以上